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取扱材料

取扱可能な材料

SKS

特徴 合金工具鋼は、炭素工具鋼(SK材)にタングステン(W)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)およびバナジウム(V)などの特殊元素を添加して性質を向上させた工具鋼の一種です。プレス金型用にはSKS3が使われ、SK材にCr、Wが添加された材料です。SK材と比較し、焼き入れの変形量が1/2と小さくなっています。以前は熱処理変形が課題でしたが、現在では焼き入れ後にワイヤカット放電加工で形状加工するため、課題を克服しています。
用途 丸のこ/帯のこ/シャー刃/プレス型/ねじ切りダイス/プレス型

SKD11

特徴 ダイス鋼と呼ばれ、SK材にCr、MoおよびVが添加された材料。SKD11がプレス金型ではよく使用され、パンチ、ダイの主流となる材料です。中量から多量生産用の金型に使われ、熱処理変形はSKS材より、さらに小さくなっています。
ワイヤカット放電加工での変形が少なく加工しやすいことも金型材の主流となった要因でもあり、通常の焼き戻し(約180〜200℃)よりも、高温焼き戻し(約500〜550℃)の方が、ワイヤカット放電加工での変形がさらに少ないことから、この条件で使うことが多くなっています。硬度が低下し、工具寿命が悪くなる欠点もありましたが、鋼材メーカーでは高温焼き戻ししても、硬度が60HRCを保てるような材料が開発されています。
用途 プレス型/シャー刃/コールドフォーミングロール/ねじ転造平ダイス/丸ダイス/コールドホビング用ホブ/ゲージ/耐摩耗治具等

SUJ2

特徴 特殊用途鋼材のうち軸受け(ベアリング)等によく使用される鋼材。高い耐摩耗性が必要とされる局面に用いられ、様々な部材に使われます。
用途 ボールベアリング/ローラベアリング等

SUM

特徴 SUM材は、通常の鉄鋼材料に比べて、切削性や加工性を改善したもので、特に切削がしやすい鋼材です。快削性元素(S、P、Pb)を単体で添加しているものと、複数を組み合わせているものがあります。 添加元素によっても、切削性を重視したタイプはSを添加しているS快削鋼、機械的性質を重視した場合はPbを添加したPb快削鋼といった分類もできます。
用途 加工精度を重視した各種部品等

NAK

特徴 大同特殊鋼株式会社製プリハードン(37~43HRC)鋼材で、高性能・精密プラスチック用金型に使用されます。
用途 プラスチック用金型等

ステンレス

特徴 錆びに強い、不動態被膜という、非常に薄い保護被膜を表面に形成する働きを持つため、美しい状態を維持する鋼で、主に鉄(Fe)に11%以上のクロム(Cr)を含有する合金鋼です。
ステンレス鋼の耐食性は、Crの含有率が高くなるに従い、不動態被膜が強固になり耐食性が良くなります。
用途 食器/厨房用品/建築材料/機械構造部品/医療機械器具/化学工業設備部品/航空機部品等

黄銅

特徴 一般には真鍮と呼ばれます。最も使用量が多く種類も豊富な銅合金で、銅と亜鉛のCu-Zn系の合金に添加元素を加えて特性を向上させた金属材料です。
主にZn(亜鉛)の添加量で特性が大きく変わるため、七三黄銅など銅と亜鉛の比率を冠した名称が使われている材料もあります。亜鉛量が1%~2%となっているものが雷管用銅、4%から22%のものが丹銅、28%から32%のものが七三黄銅、32%~37%が65/35黄銅、37%~43%が六四黄銅といった具合で、この亜鉛の比率と添加元素は、電気伝導率、沸点、熱伝導率、耐食性、加工性などに影響してきます。
用途 熱交換機/カーテンレール/衛生管/諸機器部品/アンテナ/船舶部品等

この他にも様々な材料を扱っております。
ただし、材料によってはお客さまより御支給いただく場合がございます。

加工方法

旋盤

回転する素材に刃物を当て,これを送りながら切削する加工(旋削加工)を行う最も基本的な工作機械。円筒削り(外丸削り) 、中ぐり、端面削り(正面削り)、ねじ切り、テーパ削りなど多くの回転円の加工ができ、作業範囲も広い。
【用途】回転体の外周・内面の加工

フライス

ミリングマシンともいう。外周に多数の切刃をもつフライスと呼ばれる工具を用いて、平面の加工、溝の加工、長穴加工や歯車の加工などを行う工作機械。旋盤、研削盤、ボール盤などと並んで汎用工作機械の主流をなす。
【用途】複雑形状の加工

ボール盤

ドリルを用いて穴あけ加工をする工作機械。一般には主軸端に取付けたドリルを回転させながら、軸方向に送って穴あけするが、加工物体を回転させるものもある。工具を変えることによって、穴径をくり広げる中ぐり、穴精度を向上させるためのリーマ通し、タップによるねじ立て、その他の加工もできる。
【用途】穴あけ・リーマ・ねじ立て等の加工

研磨

グラインダーともいう。工具として高速で回転する研削といし(といし車)を使用する工作機械で,切削加工が困難な焼入鋼や特殊合金鋼などの硬い材料までも加工することができる。といし車の表面にある多数の砥粒(とりゅう)が工作物に微少な切削を施すため,1000分の1mmオーダーの加工精度を得ることができ,その仕上面を表面の凹凸の高さで1万分の1mmオーダーの粗さにすることも可能である。とくに仕上面の粗さを小さくして鏡のようにする加工のことを鏡面研削仕上げと呼ぶことがある。
【用途】機械加工品表面の精密仕上加工